気がついたらあと一週間でおっさん小説下巻の発売日でした。いつのまに…!すでに口絵と一部試し読みも出来るようになっていて見てきましたが、血に濡れたシュヴァとやっぱりやってた要人暗殺のシーンに萌え転げました。
うはあああ、なにこのお約束!実力者の忠実な部下で懐刀が密命受けて代わりに暗殺業務。
普段は部下からも慕われ回りからは英雄として一目置かれてる理想の騎士が実は暗殺に手を染めてるとか。
萌えて一本残らず禿げるくらいに萌える!!!美味しすぎますごちそうさまあああ!!!!!
おっさんはやく嫁に来い。(`・ω・´)
で、アリエッティ。
職場でも見た方がいて、やっぱりEDはえ?ってなったって話を聞いてやっぱりそう思う方が多いのかなーと思いました。
賛否両論は分かれはするよね。私はあれでよかったと納得している派。
主人公はあくまで小人のアリエッティであって、私たちと同じ人間の翔ではないのです。
小人の側から見ている世界・作品だからこそお別れをする選択になったんだと思いました。
もちろん私もあの家であのまま借りぐらし続けてアリエッティと翔が仲良くしてたら可愛いのに!と思いますが、一緒に暮らしたいと思う気持ちは私たちの庇護欲や保護欲から来るエゴでしかない気がします。
小人は絶滅していった、しかけている野生動物や自然環境と同じような存在なのだと思います。それを何とかするべく今沢山の活動が行われていますが、人間が手を加えることで失くなる良いことというのもあるはずなのです。
守りたいと思う気持ちは大事だと思います。ただ、今まで知らずに居たもの知って、触れ合って、知らないままの態度でいられるはずがない。
きっと翔がしたみたいに人間は小人の為に何かしたいと考えてそれを実行するでしょう。しかし、それは借りぐらしをしてきた小人たちのアイデンティティや存在を殺すことになるのではないかと思うのです。
野生の動物は野生でしか生きられない、人間が世話をしてしまうと他の場所では生きられなくなるのと同じように。
だから別れた。
人間に気が付かれないように物を借りて生きる生き物だからこそ違う家に引っ越していったんだと思います。
あとは、原作者の国の民話や童話に出てくる妖精や精霊とアリエッティのモデルになった小人は同じような存在として広く親しまれているそうなので、そんな神秘的な存在、見えないけどいつも周りに居る・共存しているようで違う世界に住んでいるそういうものの立ち位置をアリエッティ達にも与えたのではないかなと思いました。
お手伝いのハルさんが妙に悪役っぽい感じでしたが、あの人も本当は悪い人じゃないんですよね。
小人目線からの演出なので自分たちを脅かす彼女を怪物のように見せたのではないのでしょうか。
程度の差はあれ、珍しいものや初めて見るものを前にしたとき人間誰しも手に入れたいとか知りたいって思う好奇心があると思うんです。
彼女はそれが強かったので、子供みたいに捕まえて喜んだり誰かに知らせて自慢したがったりしたんじゃないかな。
あの人も人間代表として代わりに作品に登場したんじゃないかと思います。
なかなか可愛かった野生児スピラー君。彼の存在がいまいち理解出来てないです。
小人は少ないけどまだ他にいるんだという説明のためのキャラクターなのか、それとも何かまだ理由付けされている部分があるのか。
誰か推理してる人居ないかなー。